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コンクリート構造物診断では、鉄筋腐食の劣化因子の進行具合やコンクリート強度、ひび割れなどを調査し、コンクリートの安全性や耐久性を見極めます。状況に即した処置を行うことで耐久性を向上させ、将来的に構造物を長く維持させていくために重要となる調査です。
コンクリート表面のひび割れは、様々な劣化要因によって発生するため、コンクリート構造物の耐久性能や耐荷性能を評価する指標とも言われています。当社では、ひび割れ計測システム「KUMONOS(クモノス)」を使用し、ひび割れ幅、長さ、本数などを把握、記録することで、その発生位置や形態から発生原因を推定します。ひび割れの発生によっては、構造物の劣化の進行速度が著しく加速する場合があります。
NETIS登録名称 : ひび割れ計測システム KK-080019-A
クラックスケール内蔵型光波測量器 (2008年度土木学会賞受賞技術)
第11回国土技術開発賞 受賞
1. 離れた場所からの計測が可能なため、高い建物・容易に近寄れない場所でも、足場交通規制・高所作業車・ゴンドラが不要です。
・トータルコストの削減。
2. 測定データの自動描画機能により図面作成に要する時間を大幅に短縮できます。
・図面の無い構造物であっても図面作成が可能。
・電子図面に貼附することも可能。
・電磁波レーダーなどによる鉄筋探査後に正確な配筋図の作成が可能。
3. トータルステーションを使用することで、3次元座標管理が
可能となり、ひび割れ形状がCADで正確に再現できます。
・ひび割れの経年変化による変状成長の管理が可能。
・正確に補修数量を積算することができる。
工事が終わったら、設計図どおりに構造物ができているか、施工者・工事監理者・役所・建主それぞれの立場で検査を行います。
「KUMONOS(クモノス)」を使用して、コンクリート構造物などの図面を作成します。
米GSSI社製高性能・高精度レーダーシステム
電磁波レーダー法では、アンテナからコンクリート内に向けて電磁波を放射し、その電磁波が電気的性質の異なる物質(鉄筋、配管、空洞など)によって反射され、戻ってくるまでの伝達時間を計測します。この伝達時間に、コンクリート内の電磁波の伝播速度を乗じることで、反射物体までの距離(深さ)を測定可能。またアンテナをコンクリート表面上で移動させることにより、水平位置を測定できます。
対象:
土木構造物・建物などの配筋、コンクリート内の空洞、非金属密集配筋など
電磁誘導法では、まずプローブ内部の励磁コイルに交流電流を加え、磁界を作り出すところから始めます。磁界の中に鉄筋などの磁性体が存在した場合は、新たな磁場が形成され、この磁場が変化することで、プローブ内部の検出コイルに電流が生じることとなり、同時にコイル電圧も変化します。この変化を計測し、数値処理することによってコンクリート内の鉄筋の位置、かぶり厚などを測定できるのです。
X線発生器より照射されたX線は床、壁などの躯体内を透過しフィルムに到達します。この時、躯体内に鉄筋、配管床、壁材料などのX線吸収係数の異なる物質があれば、フィルムに到達するX線量に差が発生。このフィルムを現像処理することによって、フィルムに濃度差が生じ、埋設物の像が浮かび上がります。
対象:主に橋梁や建造物(鉄筋、電線、ケーブル、水道管、ガス管などの位置を探査)
「ソフトコアリング」は、コンクリート構造物からΦ20mm程度の小口径コアを採取して、その圧縮強度、中性化深さ、塩化物イオン量を測定する調査技術です。コアの寸法が従来のΦ100mmから1/4~1/5に縮小されたことで、過密配筋箇所でも鉄筋を損傷させる心配がなく、構造物に与えるダメージを大幅に減らすことが可能となりました。
NETIS登録名称:ソフトコアリングシステム KT-050025-A ソフトコアリングC+小径コアによるコンクリート構造物の調査技術
1.主要構造部材からの採取が可能。
2.過密鉄筋でも鉄筋に当たる可能性が低い。
3.採取後の補修が容易。
対象:
ソフトコアリング......建築物
ソフトコアリングC+......土木構造物
当社では、国土交通省通達に従って、新設の構造体コンクリートの各種強度測定を行っています。この測定は、コンクリートの強度が適正に確保されているかどうかを調査するためのもので「微破壊試験」についてはボス供試体と小径コア、「非破壊試験」については衝撃弾性波法(表面2点法)及び超音波法にて実施。測定者はソフトコアリング協会及び(独)土木研究所による講習会の修了者が従事いたします。
コンクリート構造物を破壊することなく、内部の配筋状態を探査し、かぶり厚(コンクリート表面から鉄筋の表面までの距離)を測定いたします。かぶり厚は、部位や状況に適した寸法が建築基準法施行令によって定められており、これを保つことは構造物の耐久性を確保する上で非常に重要と言えます。また測定結果から、構造物の劣化状況を把握し、補修・補強の対策を講じることも大切です。